Live'73
曲リスト
No | 曲名 | 作詞作曲 |
---|---|---|
1 | 春だったね '73 | 作詞:田口 淑子/作曲:吉田 拓郎 |
2 | マーク II '73 | 作詞・作曲:吉田 拓郎 |
3 | 君去りし後 | 作詞:岡本 おさみ/作曲:吉田 拓郎 |
4 | 君が好き | 作詞:岡本 おさみ/作曲:吉田 拓郎 |
5 | 都万の秋 | 作詞:岡本 おさみ/作曲:吉田 拓郎 |
6 | むなしさだけがあった | 作詞:田口 淑子/作曲:吉田 拓郎 |
7 | 落陽 | 作詞:岡本 おさみ/作曲:吉田 拓郎 |
8 | 雨が空から降れば | 作詞:別役 実/作曲:小室 等 |
9 | こうき心 '73 | 作詞・作曲:吉田 拓郎 |
10 | 野の仏 | 作詞:岡本 おさみ/作曲:吉田 拓郎 |
11 | 晩餐 | 作詞:岡本 おさみ/作曲:吉田 拓郎 |
12 | ひらひら | 作詞:岡本 おさみ/作曲:吉田 拓郎 |
13 | 望みを捨てろ | 作詞:岡本 おさみ/作曲:吉田 拓郎 |
データ
- 1973年12月21日リリース。拓郎27歳。
- 11月26~27日の中野サンプラザでのライヴを収録したもの。
- カセットテープ版やオープンリール版も存在した模様。
- 2006年4月5日 拓郎誕生日に紙ジャケ仕様で復刻。
- 高中正義、常富喜雄、石川鷹彦、松任谷正隆といった面々に、ブラスとストリングスをバックにしている。当時のロックコンサートとしてのクオリティの高さは群を抜いている。
- アレンジャーは盟友瀬尾一三と村岡健。瀬尾一三はこのアルバムから拓郎のアレンジに関わっている模様。
- 曲名の後ろに'73がついている曲と小室等の#8「雨が空から降れば」以外はこのライブで初録音、つまり13曲中9曲を新曲として発表していることになる。著名なアーチストでこのような形式をとったケースはほとんど記憶にないが・・・。
- その新曲9曲中、8曲は岡本おさみ、残る1曲は田口叔子(むなしさだけがあった)が作詞を担当している。つまり、拓郎はこのアルバムに詩を書き下ろしていない。
- 前年6月に結婚するものの、この年4月ツアー先で婦女暴行事件容疑で逮捕(不起訴となり釈放)された後に行われたライブの模様を収録。翌年には子供が生まれる前という激動の時期に発売されている。
- 自筆で結構長文のライナーノーツを書いている。その中にも、「この狂気の一年を一体子供はどういう風に受け止めるだろう」と表現されている。
- 本人もこのアルバムについては思い入れがあるらしく、「#13「望みを捨てろ」は失敗だったけど、以外は本当に良かった」というような発言を後に雑誌のインタビューで答えていた。なぜ「望みを捨てろ」が失敗だったのかは不明。
- #13「望みを捨てろ」は、LIVE'73のカセットテープ版には完全版ロングバージョンが入っているらしい。
- 発売6ヵ月前の1973年6月1日に出たアルバム「伽草子」からの曲は1曲も入っていない。では、この年のライブで「伽草子」の中からは演奏がなかったのかと言うと、そうではなく、「Live’73」を録音した日にも「ビートルズが教えてくれた」「新しい朝」を演奏している。わざわざ重複を避けているように推測される。ニューアルバムを携えてツアーに出るというパターンが多いことを考えると、これだけ発売時期が近接していて曲が重複していないライブアルバムと言うのも珍しいのではないか。
レビュー
お名前が「◆◆◆◆◆」は、ずっと昔のHPにコメント頂いたものです。
- たしかこのアルバムの「落陽」を聞いてファンになったと思う。◆◆◆◆◆
- とにかくブラスいいです。春だったね〜落陽このスピード感いまだにしびれます。落陽はこの演奏が基本です。(篠島の青山は別格です。)◆◆◆◆◆
- 38年生きてきて、数ある日本のライブアルバムでこれだけのものは聴いたことがありません。ディランの「偉大なる復活」、ザ・バンドの「ラストワルツ」、ZEPの「永遠の歌」に匹敵するクオリティだと思います。「春だったね73」の高中のギターを聴くと、未だ胸が熱くなり、「望みを捨てろ」の叫びを聴くと人生を考えさせられるのは私だけでしょうか?◆◆◆◆◆
- 拓郎の神髄は、何かと問われるとやはりLIVEと答えるでしょう。拓郎のLIVEは、今も昔も命がけ。緊張感で、ちびりそうだ。お前ら俺の魂の叫びが聞こえるか!!の世界だと思います。そういう意味で、LIVEという言葉は、拓郎のためにあるんじゃないかな。◆◆◆◆◆
- ぶあつい演奏。絶叫するボーカル。最高潮だ◆◆◆◆◆
- 拓郎の勢いがこのアルバムにいまだに色褪せずに感じられます。◆◆◆◆◆
- 高中さんのギターと岡沢さんのベース、チトさんのタイコ、拓郎さん みんなすばらしい、瀬尾さんのアレンジ どれもこれも最高!!◆◆◆◆◆
- 中2の時の発売。初デートで何も話せず。「マーク2」で泣きました。年を取ったら、「君去りし後」が大好きです。◆◆◆◆◆
- 迫力のサウンドと繊細な旋律が素晴らしい。先日、隠岐島の都万に行きイカならぬハマチの水揚げを見て感動したから。◆◆◆◆◆
- 君去りし後 君が好き セッションが最高 今聞いても遜色無し雨が空から降ればのフラットマンドリンの音もいい◆◆◆◆◆
- 今聞いても、カッコイイ。詩も曲も完璧。70年代最高のライブ盤です。◆◆◆◆◆
- これは僕の生まれた年、1973年のアルバム、僕と同い年なのです。「望みを捨てろ」は1万回ぐらい聴きました。◆◆◆◆◆
- 「久しぶりです、東京は」 で始まるLIVE.忘れられません。◆◆◆◆◆
- パワー!!!!!◆◆◆◆◆
- このライブアルバムを越えるものはないんじゃないかと思ってしまいます。「望みを捨てろ」、「君去りし後」がとても好きです。◆◆◆◆◆
- 初期のベストアルバム的要素がありスタジオ録音との違いが素晴しい(マーク2.春だったね.etc)◆◆◆◆◆
- このアルバムは完璧ですね嫌な曲が有りません◆◆◆◆◆
- かっこいいっの一言です。名曲揃いですね。「ひらひら」なんて何100回自分で歌ったんだろう。LP1枚聞きつぶして、2枚目を買い、CDでも買いました。最初に買ったLPはジャケットが見開きになっていて、ほとんど家宝です。私が死んだら棺桶に一緒に入れるようにカミさんに言ってあります。◆◆◆◆◆
- ライブ盤の見本のような見事さ◆◆◆◆◆
- 拓郎との出会い・・◆◆◆◆◆
- やっぱこれしかないでしょう.日本の音楽史上残るライブアルバムだと思います.◆◆◆◆◆
- なんといっても「春だったね」。高中のギターがステキです。高校・大学時代の僕のバンドのレパートリーには「春だったね」が必ずありました。◆◆◆◆◆
- 中学2年生の頃、先輩から借りたのがこのアルバム。ボリュームをめいっぱい上げてよく聞いたものです。拓郎を始めて知ったの「つま恋」のフィルムコンサートでした。「人間なんて」を聞いたとき、胸が熱くなったのを覚えています。◆◆◆◆◆
最終更新時間:2009年05月24日 00時54分22秒